コロナ禍で家族と過ごす時間が増えた中、次の家族旅行をどうするか考えていました。家族みんなが楽しめて、普段とは違う体験ができる旅を探していたところ、アジアクルーズが目に留まりました。両親、小学生の子ども二人、そして私たち夫婦の6人旅。世代を超えて楽しめる船旅に胸を躍らせながら、シンガポールからの出航を迎えました。
乗船初日、大型客船の壮大さに子どもたちは大興奮。ロビーのシャンデリアや広々としたデッキ、プール、キッズクラブまで何もかもが初めて見るものばかりで、「次はどこ行こう?」と目を輝かせていました。一方、両親はラウンジでゆっくりと本を読み、私たち夫婦はカフェでコーヒーを飲みながら旅の計画を話し合うという、それぞれが自分のペースで楽しむ時間を過ごしました。船内は世代ごとに異なる楽しみ方ができる設計になっており、これが家族旅行に最適だと感じた理由のひとつでした。
最初の寄港地はマレーシアのクアラルンプール。私たちは現地ツアーに参加し、観光名所を巡りました。子どもたちはペトロナスツインタワーの高さに圧倒され、展望台から見える景色に興奮していました。一方、両親はバトゥ洞窟の壮大な雰囲気に感動しており、「こんな経験は初めてだ」と喜んでいました。昼食には地元の名物料理を楽しみ、スパイスの効いた味わいにみんなで舌鼓を打ちました。
次の寄港地はタイのプーケット。ここでは家族全員でビーチリゾートを楽しみました。白い砂浜と青い海が広がる中、子どもたちは思い切り泳ぎ、私たち夫婦はパラソルの下でのんびりと過ごしました。また、象乗り体験では、子どもたちが「象の背中って思ったより高い!」と大はしゃぎ。両親も一緒に参加し、旅の中で新しい体験を共有する喜びを感じました。
船に戻った夜、私たちはフォーマルディナーに参加しました。ドレスコードがあることも、この旅の楽しみのひとつ。家族みんなでおしゃれをして、コース料理を味わいながら、この数日間の思い出を語り合いました。子どもたちは「こんな美味しいデザート、また食べたい!」と大興奮。両親は「これほど贅沢で快適な旅は初めて」と何度も感謝の言葉を口にしてくれました。
船内では、夜ごとにショーやライブ演奏が行われており、家族全員で楽しむ時間もあれば、それぞれが自由に過ごす時間もありました。特に両親は、クラシック音楽のコンサートをとても気に入っていましたし、子どもたちはキッズクラブで新しい友達と遊ぶのが一番楽しかったようです。夫婦の私たちは、デッキで夜風を感じながら星空を眺め、二人だけの静かな時間を過ごす贅沢を味わいました。
最終日、シンガポールに戻る船の上で、家族みんなで記念写真を撮りました。「また来たいね」という声が子どもたちから聞かれ、両親も「次回はさらに長いクルーズにしたい」と笑顔を見せてくれました。日常の忙しさを忘れ、家族全員が一緒に心からリラックスできたこのクルーズ旅行は、私たちにとって忘れられない思い出となりました。
アジアクルーズは、世代を問わず楽しめる旅のスタイルとして、私たち家族に新たな価値を教えてくれました。この旅で深まった家族の絆が、これからも私たちを支えてくれると確信しています。
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